ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

大坂なおみ「自分に何ができるか」に集中し女王セリーナ撃破。

f:id:gunjix:20210218223646j:plain

テニスの全豪オープン女子シングルス準決勝、事実上の決勝戦と言われるグランドスラム23回優勝を誇る女王セリーナ・ウィリアムズと対戦した大坂なおみ選手。勝敗を決する第2セットの第8ゲーム。元女王にゲームカウント4-4と並ばれた。第1セットを奪って引き寄せていた流れが断ち切られ、さらにズルズルと行きかねない大ピンチ。すると大坂は自分のダブルフォールトを映し出すモニター画面を凝視、厳しいコースを突いたための積極的なミスだった、と自分に言い聞かせ瞬時に気持ちを切り替える。「穴が見つからないセリーナとの対戦はいつも難しいので、『自分に何ができるか』ということに集中しました。彼女ではなく自分自身に、ということだけを考えてプレーしました」と試合後に語ったように、「彼女ではなく自分自身が何ができるか」に集中し、迎えた第9ゲームと続く第10ゲームも4ポイント連取でキープし、憧れ続けてきた元女王との4度目の対決を圧勝で制したのだ。試合後のインタビューで「最初はちょっと恐怖と緊張感を覚えてしまった。でも、そこから自分のペースを取り戻すことができた。ずっと取り組んできたリターンを何度も生かすことができたし、私自身、レベルアップしていると感じている」と語った大坂なおみ選手。セリーナ・ウィリアムズ選手に代わって新女王として君臨するレベルに、彼女は達したと言えるかも知れない