ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

菅首相「ワクチン接種率世界一速い」はフェイクじゃなかった。

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菅義偉首相が記者会見で、日本のワクチン接種の「スピードは世界一速い」、という趣旨の発言をしたのは7月。先進国の中で接種の一番の遅れが指摘されてきたなか、「高齢者の7月末接種完了」や「1日100万回」を掲げ、日本は接種回数を順調に伸ばしてきたのは確かだ。しかし、本当に世界に追いつき、追い越したのだろうか。9月10日現在の我が国のワクチン接種率は全人口の62%、世界一早く去年の12月からワクチン接種をスタートさせたアメリカのワクチン接種率は9月現在63.1%、スタートが3ヶ月遅れた日本が、いつの間にか追いついてしまった(⬆グラフ参照)。アメリカの経済・金融専門メディア「ブルームバーグ」は、8月中旬に「日本の接種スピードが現行ペースのまま続けば、接種率は菅義偉首相が目指している4割を8月中に超え、9月中には米国並みとなり、10月末には8割に達する」と予測したが、その通りの接種スピードで今日に至っている。このままのスピードで行けば11月中にはワクチン接種を希望する国民全員に接種を完了できる見通しだ。西村康稔経済再生担当相は12日のNHK番組で、接種率について「できれば75%、8割になっていくようにすれば、かなり(感染などの)リスクを抑えられる」と語った。7月オリンピック開催前に菅首相が、コロナの感染状況について「長いトンネルにようやく出口が見え始めている」と発言し猛批判を浴びたが、2ヶ月我慢して9月になってから発言すれば、首相のままで居られたかも知れない(笑)