ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

コロナのベッド不足に、オリンピック選手村を開放しない理由。

f:id:gunjix:20210111145642j:plain

東京都の発表によると、コロナ感染で入院や宿泊療養、自宅療養など陽性判明後に入院や療養先が決まらない人が、1月9日時点で6737人に上ったという。1カ月前の12月9日の9.2倍だ。年末からの感染者急増で対処しきれず、大幅に増えた都内の入院患者は9日時点で3119人に上り、コロナ患者向けに確保した病床4千床の8割近くがすでに埋まってしまっている。こうした逼迫した状況の中、東京のど真ん中、銀座に近い場所に未使用の巨大な受け入れ施設があるのをご存知だろうか。そう、東京五輪・パラリンピックの選手村だ。東京湾を望む晴海埠頭に整備された選手村には21棟の建物があり、計3850戸、約1万室ある。部屋の広さはベッド1台のシングルが9平方メートル以上、2台のツインは12平方メートル以上あり、1万8000人の感染者を収容可能なのだ。各棟の出入り口にはスロープが設けられているから、車イスなどのお年寄りも安心して療養できる格好のコロナ療養施設になるはずだ。ところが1月9日時点で、東京都は「オリンピック選手村の活用の話は聞いたこともないし、出てもいません」(都感染症対策部)と回答。これだけコロナ感染者が急増している状況になっても、選手村の活用は検討すらされていない様子なのだ。その理由は「選手村」をコロナ療養施設へ転用してしまえば193日後に迫っているオリンピック7月開催がIOCや世界各国から危険視される恐れがあるからだ。しかし、日増しに急増してゆく入院患者に対処するには「オリンピック選手村」の活用が急務だろう、どうする小池都知事!