ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

病床数世界一の日本、「コロナで足りない」となぜウソを付く

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欧米に比べて新型コロナウイルス感染者数が極端に少ないうえ、2019年の調査で、人口1000人当たり病床数で日本は13床と世界最多。コロナ患者が日本に比べて遥かに多いドイツは8床、米国は2・9床、英国は2・5床だ。それでも欧米からはコロナ禍で「ベッドが足りない」「医療崩壊した」などのニュースはまるっきり聞こえてこない。なのに、日本では連日連夜「ベッドが足りない」「医療崩壊の危機」とマスコミが騒いでいるのはナゼなのか。厚労省の情報システムに登録している7403施設のうち、コロナ患者を受け入れ可能としたのは1872施設で全体の25%。一般病床や感染症病床は計約89万床あるが、コロナ患者を受け入れているのは2万7600床とわずか3%であるのがその理由なのだ。コロナ患者の受け入れをしない理由を病院側は「コロナの患者さんを診るのは通常の何倍も手が掛かるし、他の手術や診療もできなくなり赤字になる。院内感染のリスクも抱える」と説明している。コロナ患者急増による「ベッド不足」の現状について菅首相は記者会見で「感染拡大が続く中、まずは必要な医療の提供を受けられるよう病床を確保していくことが極めて重要だ」と他人事のようなご意見だ。コロナ患者を受け入れることで「赤字になる」ことを怖れている病院に対して、政府は飲食店の休業補償と同じように、「コロナ患者受入一人につき50万円」を病院側に補償するなど、目に見える政策提示が必要だろう。でなければ、病床数世界一の日本は、世界中の笑いものになりそうだ。