ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界が嫌ったハリポタ悪役マルフォイ、日本人はナゼ大好き。

世界的に大ヒットした映画「ハリーポッターシリーズ」。主人公のハリーポッターの仇役として悪役ドラコ・マルフォイ役を演じたトム・フェルトン ⬆は、役柄の影響で世界中で嫌われ、数多くの誹謗中傷に苦しみ挙げ句にはアルコール依存症にまでなってしまった。その彼が、映画出演の8年後に初めて来日、この国でも誹謗中傷を受けることを覚悟しての来日だった。ところが、日本のファンは彼を温かく受け入れ、その熱烈な歓迎に彼は感動、他の国とは対照的な日本のファンからのポジティブなサポートにより、彼は俳優としての新たな自信を取り戻せたという。2011年の東日本大震災後にトムは自分を温かく迎え入れてくれた日本への感謝の気持ちを込めて、チャリティー活動を立ち上げ、チャリティーTシャツを販売、その売上金を被災地の子供たちへの支援金として寄付する活動まで行った。世界中が嫌った悪役マルフォイ役を演じたトム・フェルトンをなぜ日本人だけが熱烈歓迎したのか。日頃からマンガやアニメで悪役に慣れ親しんでいるからという説もあるが、日本人の心の中には人間の生まれつきの性質は善であるという「性善説」があるからだ。これに反してキリスト教の国々では人はすべて罪を背負って生きているという「性悪説」で人を判断する。悪役を演じる人物はきっと悪人に違いない、俳優トム・フェルトンは、 そのトバッチリを受けたというわけだ(笑)