ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アカデミー賞2度受賞で日本人をやめたカズ・ヒロ氏の美学。

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米アカデミー賞で、日本出身のカズ・ヒロ(辻一弘)氏が、2018年に続いて2度目のメーキャップ・ヘアスタイリング賞を受賞した。授賞式後の記者会見で「日本での経験が受賞に生きたか?」と質問されると、英語で「こう言うのは申し訳ないのだが、私は日本を去って、米国人になった」と答へ「(日本の)文化が嫌になってしまったし、(日本で)夢をかなえるのが難しいからだ。それで(今は)ここに住んでいる。ごめんなさい」と答えたのだ。アカデミー賞にノミネートされた1ヶ月前のインタビューで、国籍を日本からアメリカへ移した理由について、日本での人間関係にあるとカズ・ヒロ氏は語り、前回のアカデミー賞受賞の際にも「日本を代表して」とか、「日本人として初の」というような言われ方をされるのが、あまり心地よくないとも語っていた。「日本人は、日本人ということにこだわりすぎて、個人のアイデンティティが確立していないと思うんですよ。だからなかなか進歩しない。そこから抜け出せない。一番大事なのは、個人としてどんな存在なのか、何をやっているのかということ。その理由もあって、日本国籍を捨てるのが、いいかなと思ったんです」「自分が何をやりたいのか、何をやるべきなのかを自覚して、誰に何を言われようと突き進むこと。日本人は(周囲から)威圧されているじゃないですか。社会でどう受け入れられているか、どう見られているか、全部周りの目なんですよね。そこから動けなくて、葛藤が起こって、精神疾患になってしまうんです。結局のところ、自分の人生なのであって、周りの人のために生きているんではないので。当てはまろうじゃなくて、どう生きるか、が大事なんですよ」アーティストであるカズ・ヒロ氏の日本人離れしたこの「美学」、あなたはどう思いますか。