ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

パスポート無しのゴーン被告、音響機器ケースに隠れて出国。

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2019年の大晦日に、保釈中の日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が日本を出国し、「レバノンにいる」と海外のニュースで報じられた。東京入国管理局の元職員によれば出国の際は「パスポートの提示を求め、写真を見て本人確認をする。職員がゴーン被告に気づかないことは考えにくく、どのように出国したのか分からない」と言う。そもそも保釈中の身でパスポートは弁護士が管理しているゴーン被告が、なぜカンタンに出国できたのか、と皆が不思議がっている中、レバノンの首都ベイルート在住のジョシー・ジャアルクという女性がツイッターで「カルロスゴーンは楽器を移すための箱に入れて日本から出発して、トルコに入り、そこから民間飛行機でレバノンに到着し、数時間前に共和国大統領に会った」という書き込みを行った。それで思い出すのは、3月にゴーン被告が東京拘置所から保釈された際、作業着に青い帽子、白いマスク姿の作業員に化けて出てきた姿だ。マスコミを避けるためのこの変装をゴーン氏本人も乗り気だったと言う話を考え合わせると、彼が人が余裕で入れる音響機器ケースに隠れて出国したという話は有り得る話だとも言えるだろう。ゴーン氏のパスポート無しの出国に盛んに首を傾げている最中の日本人、レバノンのことわざに「何かをしたい者は手段を見つけ、何もしたくない者は言い訳を見つける」というのがあるが、まさにパスポート無しでの出国をまんまと成功させたゴーン氏は、レバノンの地で「法の目」を欺かれ慌てて「言い訳」を探している日本人を、舌を出して嘲笑っているに違いない。