日産元会長カルロス・ゴーン容疑者のキャロル夫人が急ぎフランスへ帰国し、現地メディアに「身の危険を感じた」と話しているという。特捜部は、4月4日にゴーン容疑者を再逮捕した際、妻のキャロル氏の携帯電話やパスポートも押収し、キャロル氏からも事情を聴くことを検討していた。夫人が急遽日本からの出国を決めたのは「身の危険を感じた。レバノンのパスポートを押収されたが、アメリカのものは残っていた」と話し「事情聴取を求める日本語の資料に特捜部からサインするよう要求されたが、断った」と明かした。この報道に対して現地フランスのSNS上では彼女への批判の声が殺到している。「身の危険を感じた?正義から逃げ出したクセに」「日本が危険?違う、日本のような素晴らしい国の司法から逃げたいだけだ」「日本の司法は確かに厳しいのかもしれない、だけど本来司法とはそうあるべきなんだよ。日本はフランスみたいな国とは違うんだ」「フランスでは正義がお金で買えてしまう。日本では権力者も普通に裁かれる事を知って(彼女は)ショックを受けたんだろう」フランスのネット民のこうした声はフランス政府も自覚していて、大っぴらな日本の司法に対する批判の声は出ていない。「正義には勝てない」ことをフランス側もどうやら肌身で感じているように思われる(笑)