ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

10代若者の背丈が、50代おっさん達に逆転された、ナゼ?

f:id:gunjix:20191226113305j:plain

18-19歳男子の身長が2年連続低下し、170㎝に達しないという低身長化が見られるという。厚労省「国民健康・栄養調査」のデータを見ると、50代のおっさんに10代の若者の身長が逆転されたという驚きの結果が出たのだ。10代の若者の身長を 詳細に見てみると155-170㎝台が増えて、171-186㎝台の身長が減っているという。こうした若者の低身長化の原因とは一体何なのだろうか?若者の栄養摂取不足・運動不足・睡眠不足など、考えられる要素はいろいろあるが、国立成育医療研究センターの見解によれば、「低出生体重児」の増加が一番の原因であると言われている。「低出生体重児」とは、出生時2500g以下で生まれた子を指し、2005年以降に生まれた子供は80年代の子供に比べて倍近い8-9%台で「低出生体重児」が生まれていて、しかもその値が最近12年継続している点が特徴だ。「低出生体重児」ではない、2.5-3.0kgの子まで含めると、1975年の27%から2017年43%まで体重が少なく生まれる赤ちゃんの数は1.6倍に増え、明らかに、出生児の体重が年々減ってきていることがよくわかる。「低出生体重児」として赤ちゃんが生まれてくる理由は、母親の子宮内での胎児の体重増加が十分でない、「子宮内発育制限」の場合に起こるという。この「子宮内発育制限」は胎児自身の異常によっても起こる場合もあるが、ほとんどは、妊婦の喫煙習慣や、ダイエットによる低栄養状態(やせ)や飲酒などが原因となって起こると言われている。これから妊娠・出産する若い母親がダイエットや喫煙、アルコール摂取を止めれば「子供は大きく生まれる」、という結論になるようだ。