ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

海外からの疑問、日本のゲームやアニメはなぜ神様を平気で殺すのか?

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ソーシャルニュースサイトredditに「日本のアニメやゲームにはなぜ神様を殺す話が多いのか」というスレッドが立った。「10のアニメと5つのゲームを見たがみんな神を殺すのがテーマだった。日本が神を殺したがる理由は何なのか」という海外からの疑問の声だ。確かに森の神を殺すギルガメッシュ、シシ神を殺そうとするもののけ姫のエボシ御前、聖闘士星矢の神殺しのペガサスなど挙げてみるとキリがない。海外からの意見は「日本人は無神論者が多いから」「日本人は運命が神様によって決められていると信じていて、運命を切り開くために神を倒さなければならないから」「キリスト教と違って日本人の宗教感では神は複数居る。沢山いるから1人や2人殺してしまっても大きな問題じゃないから」などの様々な書き込みがあった。日本の歴史書である「日本書紀」や「古事記」の中にも須佐之男命が食べ物の神様を殺したことによって五穀が生まれたという神話があるように日本における「神殺し」は1300年もの間、日本人がこれを罪深いことは思っていないのは確かな事実のようだ。「神殺しの日本」の著者である哲学者梅原猛氏は、現代の日本は、明治維新の際の「廃仏毀釈」、第二次世界大戦敗戦後の天皇の「人間宣言」と2度神を殺したことで道徳的な規範を失ってしまった、と解析している。たしかに神を殺すことで新しい時代を生みだそうと考えてきた日本人、これからもゲームやアニメの世界で「あたらしい運を切り開く」ために「神殺し」を続けるに違いない(笑)