タレントの所ジョージさんが6年も前からユーチューバーだったのをご存知だろうか。アカウント名は所ジョージではなく「世田谷一郎」そのためか知る人ぞ知るだったのだが「ハタハタ200匹を延々と捌く」動画や「400個のクルミを次々と金槌で割る」動画などユニークな投稿動画のせいで最近の若者のネットユーザーの間でじわじわと人気が広まっているという。所さんは60歳になった3年前「若い頃はもっと芸能人としての欲があったよね。番組で評価されたいとか、おカネも稼ぎたいとか。でも60になったらさすがに“今からこうなりたい”というのはないから。欲の質が変わったかもしれない。あと、行動が慎重になったな。車でスピード出し過ぎないとか、階段で手すりにつかまるとか」と還暦を迎えた感想を語っていた。今なおテレビで幾つものカンムリ番組を持ち、少しも人気の衰えない億万長者タレントであるにもかかわらず趣味人としての実生活を大切にしている所さんのこうした生き方を若者たちがリスペクトするのも頷ける。「世田谷一郎」は画面の中でも多くの歌を披露し「テレビならギャラが入るのに」と若者たちがつぶやくようにyoutubeというメディアを自分の趣味の世界の一部として上手く採り入れているのはさすがと言えるだろう。スキャンダルでタレント生命を危うくする芸能人が多い中で、少しもタレントぶらずに自分の趣味の世界を世の中に広め続けている所ジョージはやはり傑出したタレント(才能)の持ち主と言えるだろう。