小学生から若者層まで幅広い層に人気のユーチューバ―「ヒカキン」。その年収は6億とも8億とも噂されている。新潟の高校を卒業して上京しスーパーの店員だつたヒカキンは現在28歳、YouTubeが日本に普及し始めた10年前から始めたという動画投稿で億万長者を実現した平成生まれのヒーローだ。YouTubeで思い出すのは昨年のピコ太郎の世界的な大ブレークだろう。しかし、その後ピコ太郎がヒカキンと並ぶような億万長者になつたという話は聞こえてこない。一体この差つて何なのだろうか?それは、「ユーチューバ―」と「お笑い芸人」の違いという事に尽きる。テレビの人気タレントである有吉が、「ユーチューバ―のどこが面白いの?」と発言したがヒカキンのフォロワー達にとっては有吉のこの発言は実に滑稽な質問に聞こえるはずだ。つまり、芸人である有吉もピコ太郎も幅広い大衆に向って自分たちの才能を見せようと考えるが、ユーチューバ―「ヒカキン」はそうではない。幅広い大衆など鼻から相手にしていない。ヒカキン動画を視聴する対象者は「狭くそして深い」マニアックな若者層なのだ。もつと解りやすく言えばそもそも「芸人」と「ユーチューバ―」は住む世界がはつきりと違うと言う事なのだ。このことにいまだ気付かずに居るピコ太郎はまさに消えゆく運命にあるだろう。新人類の億万長者ヒカキンは熱狂的な現在の小中学生のファン層が大人になる10年後までは億万長者で居られるかもしれない。現代の教訓、これからの「子育て」はプロスポーツ選手を目標にさせるよりもユーチューバ―を目指させるほうが手っ取り早くお金持ちになれる、そう言う時代が現実に到来しているのかも知れない(笑)