天皇陛下が来年４月30日に譲位され皇太子さまが５月１日に新天皇に即位されることになり、ＳＮＳ上で「新元号」の予想合戦が白熱している。「昭和」から「平成」への改元は天皇の崩御が理由だったため新元号を事前に予想する事は不謹慎だとされたが今回の「生前退位」による改元では「新元号」を事前に予想しても不謹慎ではないだろうと日本国民がこぞって考えている様子なのだ。では「新元号」は誰が決めるのか。実は現在その新元号を「決定する方法」についての法律なぞ無い事をご存知だろうか？「昭和」から「平成」へと新元号を決めた際には、①漢文学や国文学の有識者が元号「案」候補を作り、②閣議で協議し、③衆参議長の意見を聞き、④閣議に諮り決定した。それから30年、法律で決まってもいないのに勝手に天皇に関する事だからと国民の意見を無視したまま「密室」で新元号を決めてしまうやり方を政府は辞めるべきだろう。広く国民から「新元号」名を公募すべきではないのか。時間はまだあるのだし。生命保険会社の行った「新元号」予想アンケート（上の写真）では「平和」が断トツの１位だったという。地球温暖化のせいで大地震や豪雨被害がひんぱんに起きている現在のニッポンの姿や第２次世界対戦以降「昭和」から「平成」の時代に至る73年もの間、日本が大きな戦争に巻き込まれなかった事実を併せて考えると、「日本の安らかな未来」への祈りを込めた「平和」という年号は成るほど時代にピッタリだと思えるけれど、日本国民であるあなたの意見は如何ですか？
