ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「ブラック企業大賞」発表したのにテレビで報道できないウラ事情。

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「流行語大賞」の発表はイヤというほどニュース報道している民法テレビ各社が、今日発表された「2018年ブラック企業大賞」で大賞を受賞した三菱電機についてニュース報道しない理由は一体何なのだろうか。三菱電機の受賞は社員5人が長時間労働に起因する障害を発症したことがその理由なのだが今年に限らず6年前に始まったこの賞の歴代大賞受賞の企業名を知る人はごく少ない。最初の2012年は福島原発で被爆労働を強いた東京電力、13年は過労自殺者を出した居酒屋チェーンワタミ、14年は月600時間労働で社員を自殺に追い込んだヤマダ電機、15年はフランチャイズ店の権利を妨害したセブンイレブン、16年は女子社員が過労自殺した電通、17年は社員にパワハラをしたアリさんマークの引越社だったがこの内あなたはいくつ憶えてますか?この賞は「誰もが安心して働ける職場環境をつくること」を目指して弁護士や大学教授や作家などの有志が設立したのが始まり。大手企業各社のオモテ向きの顔とは裏腹の理不尽な強制労働の実態を広く世間に知らしめる良い企画だと思われるのにテレビ局各社は知らんぷりを決め込んでいる。その理由はテレビCMが無くなっては困るからだ。大賞を受賞した各社はテレビCMに年間何百億円もの大金を注ぎ込んでくれる大切なスポンサーだ。その足を引っ張るような「ブラック企業大賞」の報道なぞできる訳がない、というのがその理由なのだ。CMの無いNHKテレビですらブラックと名指された企業名が出されるこの賞の報道をなぜか遠慮している日本のテレビ各局の現在の姿、「ブラック企業」根絶の道はまだまだ遠いと言えそうだ。