ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

サッカー場に響き渡るWe Are The Championのルーツはインドに有り。

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サッカー会場に響き渡る「ウィーアーザチャンピオン」や「ウィウィルロックユー」で有名なイギリスのロックバンド「クィーン」。その中で特に異彩を放ったリードヴォーカルのフレディ・マーキュリーエイズ感染で45歳で亡くなった伝説のロッカーだ。そのイギリス人とは思えない顔立ちと「いつもタイツ姿のフレディに見とれてしまう」とデビッド・ボウィがいった個性的なファッションとオペラ調の高音でドラマチックに歌うフレディ・マーキュリーこそ伝説と呼ぶにふさわしいロックパフォーマーだった。彼は自分の生い立ちについて語ることを嫌がったがインド人の両親を持ちイギリスへと渡る17歳までインドで育った生粋のインド人だった。フレディの作曲の手法やパフォーマンスはオペラや演劇の影響を受けているとされるが、そのルーツは彼が多感な少年時代を過ごしたインドの映画の影響が大きいのではなかろうか。多民族・多言語のインドではどんな人種でも見ただけで理解できる視覚に訴えたミュージカル調のダンスミュージックが映画の中で繰り広げられる。聴衆の感動を鼓舞し会場を大合唱にまで導くことが得意だったフレディ・マーキュリーのマイクパフォーマンス。そのルーツは彼が多くを語らなかったインドでの少年時代に培われたモノに違いない。西暦2000年を記念してイギリスで発行された記念切手にイギリスを代表するロック歌手としてフレディ・マーキュリーが採用された。ストーンズビートルズでは無く彼が採用されたのは若くして夭折した歌手だったからだとされるが、イギリス人に成りきろうとしていたインド人「フレディ」がイギリスのロックスターの「顔」として切手になったことを彼は天国で一番喜んでいるに違いない。