ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本人はなぜ外国人をジロジロ見つめるのか?

イギリスの新聞デイリー・メールが、「日本人はなぜ外国人をジロジロ見るのか」という記事を書いた。「日本は アニメ、サムライ、富士山、桜など多くのもので有名だが、見知らぬ人を見つめることが完全に容認されるという文化に慣れることができないという外国人は多い。この国を訪れた多くの人々は、日出ずる国での日常生活の一部にすぎないジロジロ見る視線に苦労したと語っている」とし、日本に10年以上住んだことのあるイギリス人の「日本人は何だか、不安感や警戒感、そして縄張り主義的な閉鎖性があるのか 、とにかく場所や状況を問わず、顔を四方八方に振り向けて人をジロジロ見る習慣は、いったい何なのか、その心理がよくわかりませんでした」など、不快な体験をした訪日体験者の言葉を紹介している。見知らぬ他人をジロジロ見ることは、世界の多くの文化圏では、攻撃の意思があるように受け取られる。海外生活の経験のある日本人なら、その事を良く知っているはずだ。デイリー・メール紙は、異邦人を日本人がジロジロ見る理由として「この国には深い孤立主義(鎖国)の歴史があり、265年間、他の地域からほぼ完全に遮断されていた。1603 年から 1868 年までの江戸時代の徳川幕府の統治下では、 特定の政策(鎖国)により、ほぼすべての外国人がその土地に入ることが禁止されていたため外国人に対する日本人の恐怖と不信感が培われ、外国人を見るとジロジロ見つめる習慣が生まれたのではないか、と推理している。攻撃の意思があると受け取られてしまう外国人への「ガン見」、年間2500万人の訪日外国人が訪れる現代ニッポンにはふさわしくない悪しき習慣と言えるだろう。