ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「有給休暇はうしろめたい」、まじめな日本人が世界一。

厚生労働省が、従業員30人以上の6000社を調査したところ、2023年1月の時点でその前の1年間の年次有給休暇の平均取得日数は10.9日で、有給休暇の取得率が過去最高の62.1%になったという。2019年から働き方改革の一環として、年に5日の有給休暇を取得させることが経営者の義務となり政府は2025年までに有給休暇の取得率を70%までにするという目標を掲げているが、あと2年での目標達成はかなり難しそうだ。こうした日本人サラリーマンが有給休暇の取得についてなぜ消極的なのか、オンライン旅行サイトExpedia「エクスペディア」が、世界各国のサラリーマンに「有給休暇を取るのにあなたは罪悪感を感じるか」と質問したところ、日本のサラリーマンが世界で一番「罪悪感」を感じていることがわかった⬆。日本人が休みを取らない理由の1位は「病気などイザという時のためにとっておく」つまり、日本のサラリーマンが病気をした場合に有給休暇を充てるのは、海外のように有給休暇とは別に病気休暇が制度化されていない会社が殆どだからだ。次いで、2位に「人手不足」、3位に「職場の同僚が有給休暇を取っていない」がランクイン。また上司が有給休暇を取ることに理解があるかを聞いたところ、「分からない」と回答した人が3割以上で、世界で一番多い結果だった。上司や同僚など周囲の空気を読んで「有給休暇」を取らない日本のサラリーマン、先進国で最も安い平均給料と合わせて世界一不幸な「仕事人達」と言えるだろう。