顧客のクルマを故意に傷つけ損害保険金の水増し請求していた問題に端を発し、店舗前の公道の街路樹が枯れたり、伐採されていることが判明した中古車販売会社大手のビッグモーター。こうした騒動を受け、ネット上では、ビッグモーター各店舗前の「枯れた街路樹」探しをする人々が激増した。GoogleMap上で各店舗を検索し、さらに「ストリートビュー」で現地の状況を確認、枯れ木の状態を観察する動きが相次いだ。そんな中、7月31日、GoogleMapから『ビッグモーター』店舗が突如として消えてしまったのだ。検索しても、どこの店舗もヒットしない状態になった。ビッグモーターHPのアクセス紹介にある「Google mapで店舗を見る」をクリックして見ても出てこないのだ。これは、きっとビッグモーターによる仕業に違いないとSNSで騒がれている。確かにGoogleが提供している無料の情報管理ツール「Googleビジネスプロフィール」を使ってビッグモーター社がマップ上から店舗情報を自社の手で削除することは可能だ。これは、休業や廃業する店舗が使うために用意されたGoogle map削除ツールなのだが、この騒動の最中に店舗情報を自ら削除してしまう行為は火に油を注ぐ結果になるのはビッグモーターもわかっている筈だ。今回のGoogle mapからビッグモーターが突然消えてしまったのは、店舗情報の口コミ評価の殆どが社員の手によるものだとの疑いがあり、Google mapがそれを知って削除したのではないかと思われる。