ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

打率167➡ 438吉田正尚を激変させたREDSOXのワンチーム。

メジャー開幕から3週間 打撃不振で打率・167だったレッドソックス吉田正尚外野手が、一転16試合連続安打、打率・438、出塁率・479、長打率・750と激変した理由について、地元のボストングローブ紙が詳細に報じている。記事によれば、「実はレッドソックスはオフの間にコーラ監督と打撃コーチたちが、吉田の在籍していた日本のオリックスのスタッフと吉田の打撃アプローチやスイングメカニックなどについてレクチャーを受けるズームミーティングを行った」という。それが、吉田がスランプから抜け出すのに大いに役立った。開幕当初、吉田は空振りが目立ったが、それは投手がボールをリリースする瞬間がきちんと見えていなかったから。そこでコーチと共に、ボールが見やすく、球種を判別しやすいスタンスを探す作業をした。結果、前の足をほんの少しオープンに変えた。吉田は「今打てている大きな要因はボールが見えていること。スイングすべきボールを見極められている」と語っている。さらに、オリックスのスタッフが指摘した打ちに行く時の手の位置が高くなりすぎていた。ボールに向けて振り下ろす感じで、遅れるし、ゴロになった。そこで手の位置を頭のてっぺんではなく肩のちょっと上に変更、なめらかに素早くバットを出せるようになった。フォーム変更後の16試合連続安打中は、空振りが激減。強い打球を右に左にと打ち分ける。メジャーの速い球にも対応できるようになった。まさにREDSOXのワンチームによるサポートで吉田正尚の打棒は甦ったのだ。