ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「吉田正尚は速球に弱い」NBCスポーツのデタラメ報道。

今シーズンからMLBレッドソックスに加入した吉田正尚選手がWBCで大会史上最多13打点を記録したのは記憶に新しいが、レッドソックスに戻った吉田選手は、オープン戦最終戦で1回にセンター右へ推定飛距離440フィート(134メートル)の特大逆転2ランを放った。そんな中、米放送局NBCスポーツが、「吉田正尚は速球に弱い」とデータを示して報じた。「日本の打者がメジャー挑戦する際、常に一番の疑問点は高めの直球、特に速球にどう対応するかだ。吉田のWBCでの2本塁打はともに球速が遅いチェンジアップだっただけでなく、彼が安打を放ったほぼ全球が90マイル(145キロ)以下だった」とし、吉田選手が「大リーグでの命運を左右する(速球を打てるのか)という疑問点に、彼はまだ答えていない」と報じた。ところが、2ランを放った吉田選手は試合後のインタビューで「ファーストストライクの『速い球』をしっかり1球で仕留められたのはよかったと思います」と答えている。昨年オリックスでの吉田選手の打撃データを見ると、球速130km〜145kmの打率は.333、球速155km〜160kmの打率は.417と速球にむしろ強い打者であることは一目瞭然だ。NBCスポーツは、WBCのたったの9打席のデータのみで「吉田選手は速球に弱い」と勘違いしたようだが、まさに、「木を見て森を見ず」の報道だったと言えるだろう(笑)