ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界中の「巨悪」を次々に暴露したアサンジとは何者。

 

世界各国の政府、企業、宗教などに関する機密情報を公開するウェブサイト「ウィキリークス」の創設者で「正義の闘志」「報道の自由の守護者」と呼ばれるジュリアン・アサンジ⬆。2007年、ケニア元大統領による汚職を暴露、2010年4月、イラクでの米軍による誤射事件「コーラテラル・マーダー」の動画公開、 2010年米政府の機密情報アフガニスタン戦争関連、イラク戦争関連、外交公電などの巨大な容量の一連のリークは「メガリーク」という新しい言葉を生みだした。さらに、2016年の米大統領選では、民主党候補クリントン陣営の大量のメールを暴露、共和党トランプ候補(後の大統領)の対立候補クリントン元国務長官に落選という大きな打撃を与えた。アサンジは、2019年4月 スエーデンでのレイプ容疑(後に不起訴)で英国で逮捕され、現在刑務所に収監中だ。「メガリーク」された米政府は英国に対し、アサンジの身柄引き渡しを要求している。こうした動きに英紙ガーディアン、仏紙ルモンド、米紙ニューヨーク・タイムズ、スペイン紙パイス、独誌シュピーゲルの世界の大手メディア5社は、米政府に対し「リークは犯罪ではない」と報道の自由を訴え、アサンジの身柄引き渡しの要求を取り下げるよう求めている。16歳でハッカーとなったアサンジは現在51歳、善悪は別にして彼は、様々な一次情報がネットを通じて世界中に拡散される時代の扉を開いたパイオニアであることは間違いない。