ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

私にくっついてきたトランプは「変態野郎」、ヒラリーの回顧録。

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昨年のアメリカ大統領選挙でトランプ氏に敗北を喫したヒラリー・クリントンの大統領選挙の「回顧録」が近々発売されるという。それに先立ってNBCが報じた音声版によればヒラリーは回顧録の中でトランプ氏のとった「異常行動」について指摘している。それはTVでの大統領候補者による公開討論会の場面で、「私がどこを歩いても(トランプ氏は)くっついてきた」とその場面を振り返り「とっても気持ち悪い、私の首もとで息をしてるみたい、身の毛がよだつ」と女性らしい反応でトランプ氏の行動が気持ち悪かった、と回想している。そして「後ろに下がりなさい、この変態野郎、女性を怯えさせるのが大好きなんでしょうけど私は負けない」とその時心の中で叫んでいたと言う。確かに、公開討論会の画面をよく見ると、ヒラリー候補が動けばトランプ氏はその背後にぴったりついて一緒に動くというシーンが何回も見られた。我々視聴者はこうしたトランプ氏の行動を別に気にも留めなかったがヒラリー・クリントンはこの時誇り高き女性としてトランプ氏の態度にイラついていたのだ。トランプ大統領は選挙期間中から女性を蔑視しているという批判が絶えなかったが、こういう行動がアメリカ女性のヒンシュクを買っているというわけだろう。世界中で女性がもっとも活躍している女性先進国とされるアメリカで、今なおトランプ氏のような女性を蔑視する古いタイプの人物を大統領に当選させてしまう矛盾した「国民気質」をヒラリー・クリントンはこの「回顧録」の中で皮肉って見せたというわけだ。