ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ジャンプ失格、高梨は号泣アルトハウスは抗議、この差は何?

f:id:gunjix:20220209150613j:plainf:id:gunjix:20220209150623j:plain

北京冬季オリンピック、ノルディックスキー・ジャンプの混合団体、1本目で103メートルの大ジャンプを飛びながらスーツの規定違反で失格となった高梨沙羅選手(⬆上写真左)、泣き崩れるその姿はいたたまれないものがあった。失格となった後、取材エリアで号泣。「申し訳ございません」「私のせいです」と繰り返し頭を深々と下げた。さらに、インスタグラムでも謝罪の言葉をつづった。一方で、同じスーツ規定違反で失格となったW杯7勝のドイツのアルトハウス選手(⬆上写真右)は試合後、国際スキー連盟(FIS)を激しく批判。「今回の運営で、FISはすべてをぶち壊しました。私は彼らが女子のスキージャンプを壊したと思います。彼らが何をしたいのか、私には理解できません。私は11年間のスキージャンプ生活で、何度も検査を受けてきましたが、一度も失格になったことはありません。私のスーツは、規定範囲内だったと思います」。さらに、アルトハウス選手はInstagramでも、規定違反に対する失望をコメントした。英ロイター通信は、高梨選手が謝罪したことについて驚きをもって伝えている。「高梨沙羅が、多くの人々の態度とは反対に謝罪した。他の人々が物議を醸した失格に怒っているのとはあまりにも対照的だ」と。確かに、前人未到のW杯10連勝の高梨沙羅選手こそ、アルトハウス選手より先に、国際スキー連盟(FIS)に対してジャンプ界の女王としての立場から審判の運営上の不備について堂々と批判すべきではなかったのか。気の毒だが、今回のスーツ規定違反事件で見えたのは、高梨沙羅選手の アスリートとしてのこころの弱さが露呈したことだった。