ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

羽生結弦「4回転半」公式認定、金メダルより価値がある。

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北京五輪フィギュアスケート男子シングルフリーで、94年ぶりの五輪3連覇を狙う羽生結弦選手が、演技の冒頭で、公式戦では誰も成功させたことのない最高難度のジャンプ4回転半ジャンプ「4回転アクセル」に“挑戦”したが、惜しくも転倒⬆。その後の4回転サルコウも転倒し、メダル無しの結果となった。しかし、羽生選手の演技の採点で4回転半の回転不足(アンダーローテーション)という判定結果が公式記録され、羽生選手のジャンプがISUの公認大会では初の認定となる「4回転半」として扱われたのだ。SNSでも、「挑戦してこそ王者」「逃げなかった、それこそが羽生結弦の証明」という書き込みがあった最高難度の「4回転アクセル」。実は、今回金メダルを取ったネイサン・チェン選手は五輪開催前の米スポーツ専門誌「IFSマガジン」のインタビューで、「4回転アクセル」への挑戦について「採点システムを考えた時に、4回転アクセルはトリプルアクセルより凄い価値のあるものではないです。これができれば凄いクールですが、集中して取り組むべきものではないと考えています」とリスクは回避したいと語っていた。試合後のインタビューで「正直全部出し切った。前の大会よりいいアクセルジャンプを飛んでいた。もうちょっとと思う気持ちもあるが、あれが僕のすべてです」と語った羽生結弦選手。ISU(国際スケート連盟)の公式記録に「4回転アクセル」の最初の演技者として名前が記録される「名誉」を得たのは、3個目の金メダルよりはるかに価値がある。