ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

1969年「ウッドストック」なぜヒッピー40万人が集まったのか。

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1969年8月15日17日の3日間米国ニューヨーク州サリバン郡ベセルで開かれた、ロックを中心とする大規模な野外コンサート。約40万人の若者達が、ジョーン・バエズジャニス・ジョプリンクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルカルロス・サンタナザ・フージェファーソン・エアプレインジミ・ヘンドリックスなど当時のもっとも有名なミュージシャンの演奏をきくために集まったアメリカの音楽史に残るコンサートになった。1960年代アメリカのカウンターカルチャーを象徴する歴史的なイベントとして語り継がれているこの「ウッドストック・フェスティバル」に集まった40万人の若者の数は、会場となったサリバン郡の人口7万人の6倍近い数字に上った。これらの若者の大集結は、1960年代にベトナム戦争へのアメリカ政府の軍事介入がひろがってゆく中で、第二次世界大戦後の「ベビーブーム」が、それまでに前例のなかった潜在的に社会への不満をもった若者達を生み出し、カウンターカルチャー(抵抗文化)が生まれ、それの主役となったのがヒッピーと呼ばれる若者達だった。「利他主義と神秘主義、正直さ、よろこびと非暴力」という価値を重んじたヒッピー達は特に「ロック」を愛した。大人達が作った主流社会の消費主義に対する「青少年の反乱」の表現でもあるロックミュージック(抵抗音楽)。その祭典「ウッドストック・フェスティバル」に全米の若者たちが集結したのは、あのカオス(混沌)の時代には「必然」だったと言えるだろう。