NHK「あさイチ」で放送された「シミ対策特集」をみて驚いた。シミを消すにはレーザー治療が一般的だが、数年経つ内にあっという間にシミが再発してしまう「戻りジミ」が問題になっているという。高齢の女性にとって顔のシミは深刻な問題だが、「あさイチ」で「幹細胞」の働きで驚くほどシミが改善した77歳の女性⬆を紹介した。その方法は、体の中から脂肪などを取り出して「幹細胞」を抽出。この「幹細胞」が体の再生を促し細胞同士のバランスを整える能力を持っているという。それを再び体に戻すことで糖尿病や心臓病など治療が困難な病気を改善させることができるという。この77歳の女性は、慢性疼痛の治療のために「幹細胞」による治療を受けたのだが治療前にあった細かいシミが1年ほどでほとんど目立たなくなり治療前より若返った印象になったという。⬆77歳には見えないほど若々しく甦ったその映像を見て「再生医療」のパワーには実に驚かされた。「再生医療」とは機能が低下した体の細胞などを再生・修復する治療で、言ってみれば「若返り」治療ということだ。再生のキーとなる「幹細胞」は私たちの体内に広く存在し、血液や脂肪、骨、軟骨、筋肉、血管などの細胞のもとになっている細胞だ。現在、この「幹細胞」による再生治療は肝疾患や糖尿病のような通常の治療方法では難しいケースに対して使われるもので、シミ取りを目的としては行なわれてはいないそうだ。しかし将来的には美容目的の再生医療が取り入れられる可能性は大だという。シミ取りはもちろん「若返り」に「幹細胞」を使った再生医療を希望する高齢者がきっと大勢出てくるに違いない(笑)