TBS「サンデージャポン」が、人気YouTuber31人による大規模な飲み会パーティーを開いていた問題を取り上げた。この話題に関連してタレントのデーブ・スペクター氏が、「ちまたでは『テレビは何でこんなにYouTuberを取り上げるのか』『取り上げすぎ』って結構言ってるんですよ。これについて、1回議論したいと思うんです」と提案。MCの爆笑問題・太田光が「どういうことですか」と首をひねると、デーブは「だって、テレビがモノを作る媒体なんで。よそで作っている、ある意味で(YouTubeは)ライバルのものなのに、こんなにもうマスト(絶対必要)のように、朝から(テレビで)みんな取り上げているじゃないですか? それは若い視聴者をゲットしたいのかわからないけど」と語った。すると、MC太田が「それはだって世の中で今起きていることだから当然(取り上げる)。ネットの事であろうが、YouTubeのことであろうが」と説明し、スペクター氏に対するスタジオ内の嘲いを誘いながら話題を変えてしまったのだ。スペクター氏のこの意見でふと思ったのは、今から30年前、新聞・雑誌などの活字媒体がインターネットをライバルとは気づかずに居て今日の衰退への道を辿ってしまった点だ。お笑い界のインテリと称される太田光でさえ、いまテレビに忍び寄ってきているインターネットの恐るべきパワーに、デーブ氏が察知した「危機感」を感じていない様子に驚かされたシーンだった。