ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

177万人の日本人の心をつかんだ男、神谷宗幣に学べ。

神谷宗幣氏⬆が率いる「参政党」は、20年4月に結党して以来、特定の支援団体に支えらることもなく知名度のある候補者も不在のなかで、わずか2年で約10万人の党員を集め、先の参院選で約177万票(3・3%)を得て、神谷氏を国会に送り出すという奇跡を起こした。神谷氏は、2007年29歳で吹田市議会議員に初当選、2012年の衆院選に自民党から立候補するも落選。再び挑戦した2015年大阪府議会議員選挙でもあえなく落選の憂き目にあった。その5年後「参政党」を立ち上げた神谷氏は、カリスマ的な演説を映した動画を、動画共有アプリ、とくにTikTokのタイムラインで繰り返し露出した。TikTokの短いメッセージ動画を発信し続けた事がネット民の心を掴んだのだ。また、Twitterでは参院選の最中「#参政党だけが唯一の希望」というハッシュタグがトレンド入りした。結党から2年余りで党員数は8万人超え。党の公式YouTubeのチャンネル登録者数は20万人に届く勢いで、SNSを通じて支持を急拡大させた。さらに、参政党は月に1000円の党費を支払えば党員になれ、4000円支払えば政策に関与し投票権を持つ運営党員になることができる、というオープンな政策も有権者に広く受け入れられた。参政党の支持者は、マスメディアへの根深い不信感を持ち新聞・テレビを一次情報とせず、ネット媒体やSNSで情報を収集する若年から中年にかけてのあたらしいタイプの有権者達だ。2度の落選を経験した神谷氏が、ネットを駆使して177万人もの支持を得た、学ぶことが多いサクセスストーリーだと思いませんか。