ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

五輪会場での酒販売取り止め、アサヒビールはズルいの声。

f:id:gunjix:20210627163353p:plain

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が、会場で観客への酒類の販売を認める方向で調整していると6月22日に報じられ、大騒ぎとなった。この時点で、アサヒビールは、オリンピック会場内での酒類販売の容認について「正式に発表されていないのでコメントする立場にない」とマスコミの取材に素っ気なく答えていた。ところが、翌日23日にオリンピック組織委員会の橋本会長が、競技会場での酒類販売を行わないことを発表、会場で酒類を提供する予定だったスポンサーのアサヒビールも、一転して「決定を支持する」とのコメントを発表した。このニュースに、SNS上に、「最初の報道の時はただ、「戸惑っている」と言っていただけなのに、中止だと決まった途端に、(アサヒビールは)ずるくないですか? だったら決定前に「アサヒビールは協賛するけど、オリンピックでは販売しません」と先手で言ってたら、もっと評価されてましたよね?」という声があがった。自社のビールをオリンピック会場で販売する権利を得るためにアサヒビールが組織委員会に支払ったスポンサー料は100億円〜200億円と報道されているように、コロナ禍のオリンピックだからといって販売の権利を手放してしまうのは会社にとって大きな損失になるのは明白だ。しかし、SNSの声のように、組織委員会の発表前にアサヒビールが自主的に「会場でのビール販売は行わない」と発表していれば、企業イメージのアップにつながっただろうに、と実に惜しまれるニュースだった(笑)