ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「構え」の悪さに気付いた大谷翔平、6号ホームラン。

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エンゼルス大谷翔平が、7試合ぶりにスタメン出場し、第1打席で復活の6号ソロを放つ⬆と、5回の第2打席でも中前安打。3打数2安打1打点でチームの逆転勝ちに貢献した。極度のスランプからドン底の1週間を経て復活のアーチを描いた大谷はこの期間にしていたことは一番はやっぱり構えですよね。構えている時の全体の見え方。そこが一番最初なので、そこに一番取り組みました」と明かした。大谷選手が言う「構え」とは、リラックスした「構え」から、打てるボールを見極め無駄な動きをすることなく体を回転させ左ひじをたたんで打つフォームのことだ。大谷選手のように身長があり、腕の長い選手は、打席に立つと、どうしても窮屈なフォームになりがちだ。好調時の大谷選手は、バットを振り出す前に左脇を開いてリラックスした「構え」で、スイングに入ると同時に上手く左ひじをたたみ、スムーズなスイングをしていてインコースの速い球でも逆方向へ飛ばしヒットに出来ていた。つまり、リラックスした「構え」ならボールをギリギリまで見極めることができ、どんなボールでも強い力で撃ち返すことができる。絶不調だった大谷選手は「構え」の悪さから打つポイントが近過ぎて、体が開いて突っ込みやすく、ボールにタイミングを合わせづらく三振の山を築いていたのだ。バッティングはどんな強打者であっても、時には壁にぶつかり、それを乗り越えるという作業の繰り返しだと言われる。恵まれた体やセンスだけでここまで来た選手ではない大谷選手、貪欲に自分の理想のバッティングを求め、惜しみない努力を続けて来たからこそ打席での「構え」の悪い事に自分で気づき、長いスランプを脱けでられたのかも知れない。