ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

悲報!フェイスシールドはマスクほど役に立たない実証実験。

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新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために多くの人々がマスクを着用しているが、マスクの圧迫感や表情が隠れることを嫌い、プラスチックなどで作られたフェイスシールドを好んで使う人も多いようだ。しかし、フロリダ・アトランティック大学Siddhartha Verma助教授らの研究チームは、さまざまなマスクやフェイスシールドの効果を調べるため、人間の口や鼻から飛散する「飛沫」の広がりを視覚化する実験を行った結果、「マスクの代替としてフェイスシールドを着用することは、ウイルスの拡散を防ぐ上で有効ではない」ことが判明したという。実験では、マネキンにフェイスシールドを装着させ、ポンプを使ってせきを模した蒸気の噴射を行うと、せきをした直後に「飛沫」はフェイスシールドの下にある隙間から大きく広がった(⬆上の写真)さらにフェイスシールドではマスクでは吸着できる細かな「飛沫」を吸着できないため、空気中を漂うことが可能なほど小さい「飛沫」が次第に周囲に拡散してしまう事がわかった。実験では最終的に「飛沫」はマネキンの前後0.9メートルほどに拡散したとのことで、ウイルスの感染を抑えるという点で、フェイスシールドが有効ではないことが示されたという。Verma助教授は「より快適で長期間装着してもマスクほど息苦しくないフェイスシールドを使用した方がいいのではないか、と考える人もいるが、感染を引き起こす可能性が高い「飛沫」が狭いスペースで時間と共に蓄積される状態が生まれてしまうフェイスシールドの着用が、感染予防に有効ではないと知るべきだ、と警告している。