英国のジョンソン首相が、ツイッター で新型コロナに感染して一時は集中治療室に入った体験に触れ「私は太りすぎていた」と述べた。英政府は、ジョンソン首相が、自身の「太りすぎ」への反省から導入を決めたという新型コロナウイルスに感染した場合に重症化するリスクを減らすため国民の肥満を減らす「不健康食品」の広告や販売方法に新しい規制を導入する方針を発表した。なぜ、肥満がコロナ感染と関係性があるのか?肥満の人は「ACE2受容体」が増加しやすく、新型コロナの感染リスクや血栓形成のリスクが高まるという。「ACE2受容体」は新型コロナウイルスのスパイクと結びついて、細胞の中に取り込まれると、感染が成立する。「ACE2受容体」は子どもにはほとんどなく、「太った人」や年齢が上がると増える。また、高血圧や糖尿病でも数が増えるという。コロナ感染と肥満の関係性は、我が国でも国立国際医療研究センターの大規模調査で分かっている。新型コロナウイルスに感染した日本国内の入院患者の死亡率は7・5%で、20%台の欧米などと比べ3分1と非常に低い。理由としては、日本人は欧米人に比べ肥満や糖尿病の割合が少ないことが影響しているためだとされる。日本のコロナ死亡率の低さはこれまで海外でも注目されていたが、今回、我が国の学術的な調査で、日本人に肥満の人が少ない、つまり コロナへの感染をしやすくする「ACE2受容体」を持つ人が少ないことで 裏付けられる結果となった。あなたの肥満度は問題ありませんか(笑)