ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

コロナで大忙しのUberEats、それでも赤字とはナゼ?

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新型コロナウイルスの感染拡大により外出や外食が制限されたことで、レストランの食事を自宅の玄関に届けてくれるフードデリバリーサービスは「人々にとって必要不可欠な仕事になった」といわれている。ところが、アメリカのUber Eatsの2020年第1四半期(1月〜3月)の全米での取引総額が、前期比で52%増加したものの人件費などのコストなどを差し引いた収支は赤字だったという。東京都内でも、大きいボックス型の荷物を背負って自転車を漕いでいるUber Eatsの配達員をひんぱんに見かけるが、果たして、Uber Eatsジャパンの会社本体は儲かっているのだろうか。レストランにて商品を受け取った際に発生する受取料金は300円、注文者に商品を渡した際に発生する受け渡し料金は170円、レストランから配達先までの距離に応じて、計算される距離料金は150円/km、1回の配達員がもらえる金額は平均で約600円、一方、加盟店がUber eatsに払う手数料は、合計金額の30%だという。マックを例に取ると、エッグチーズバーガーセット(一番安いセット)の価格は580円、この金額の30%と配送料がUberに入る計算だが配送料は混雑具合や、距離によって変わり、近隣のマックであれば200円程度、Uber eatsの取り分を計算してみると、加盟店手数料+配送料-配達員給料=580(円)×30+200(円)-600(円)=ー226(円)でマックの一番安いセット1つだけ頼むと、Uberは226円の赤字となってしまう。ビッグマックのセットを2人分注文すればUber Eats側はやっと黒字になるという計算だ。1400円の注文を受けてようやく10円の利益というUber Eatsのデリバリーサービス、利益が薄いこの商売をいつまで続けられるのだろうか?