渋谷区の路上で警察官2人に押さえ込まれるなどして首に全治1カ月のけがをしたクルド人男性（⬆上の写真）。クルド人男性は乗用車を運転して明治通りを左折したところ、サイレンを鳴らして追尾してきたパトカーに停止を命じられた。男性は警官から「車の内部を調べたい」と求められたが、歯科に向かう途中だったため拒否。その後、警官2人が車から男性を下ろし両腕をつかみ、首を押さえつけて、地面に引き倒すなどし、首や脚、脇腹にけがをさせたという。男性は「交通違反も何もしていないのに、外国人というだけでひどいことをされた。外国人だから、話も聞かずに乱暴することが許されていいのでしょうか」と訴えているという。この投稿動画を見た２Ch創設者ヒロユキ氏が、ツィツターで「日本人って白人以外の外国人を下にみてる人多いよね。 外国人なんだから、これくらいされても問題ないみたいな」とつぶやいた。たしかに、パトカーの警察官は停止を命じたドライバーが白人だったらどういう対応をしただろうか。クルド人の男性にしたように、首を押さえつけて地面に引き倒しただろうか。やはり、今回の警察官２人による暴行事件は、相手が白人でなかったから起きたに違いない。米国ミネアポリスで起きた白人警官にヒザで首を押さえつけられ死亡した黒人男性の事件とダブって見える今回の日本人警察官によるクルド人への暴行事件、警視庁は「肌の色で差別してはいけない」という教育をすべての警察官に徹底すべきではないのか。
