ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

Uber Eatsはもう古い、全米1位DoorDash が日本へやってくる。

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米フードデリバリー業界のトップを走るドアダッシュ(DoorDash)がいよいよ日本にやってくる。アメリカのデリバリーと言えばUber Eats と日本人は思いがちだが2020年の時点で米国フードデリバリー市場におけるドアダッシュのシェアは42%で全米1位のシェアを誇り、2位はグラブハブ、日本で有名なウーバーイーツは28%で3位だ(⬆上記グラフ参照)。スタンフォード大学の学生4人によって8年前の2013年に設立された「ドアダッシュ」は、米国で3000以上の都市で展開し、米国人口の85%を網羅するというネットワークが強みだ。Uber Eatsは、米国でデリバリー展開しているのはドアダッシュの6分の1の500都市に過ぎないのだ。アプリの使い勝手における違いは少ないが、サービスの規模が市場シェアの差につながっていると言える。ドアダッシュは米国に加え、カナダやオーストラリアにも事業を展開し、39万の商店・1800万人のユーザー、そして100万人のドライバーを抱える巨大デリバリー組織で日本のデリバリー業界にとってはまさに「黒船」の来襲だ。米国でウーバーイーツは「ローカル(田舎)」のシェアが高く、注文1回あたりの金額が低い傾向にあり、売上を稼げないでいるのに対してドアダッシュは、都会の高級レストランをターゲットにして客単価を上げているという。日本のフードサービス市場においてデリバリーが占める比率は約3%で、米国の半分以下、現在ウーバーイーツや出前館の2強のデリバリー市場にドアダッシュが割って入る余裕は十分にあると言えるだろう。アメリカで「ダッシャー」という愛称で呼ばれるドアダッシュの赤いボックスを背負った配達人(⬆上写真右)が日本国内を走り回る日がもうすぐやってくる。