9月9日に台風15号が千葉県を直撃し、屋根瓦が飛んだり大規模停電が発生するなど県民に多大な影響を及ぼした。被害が拡大しているなか千葉県の元タレント森田健作知事が被災時に対応が遅かったことや甘かったことが次々と明らかになり猛烈な批判にさらされた。「対策本部」を設置したのは台風が直撃した翌10日。県が市町村に職員を派遣したのは12日。被災地を森田知事が初めて訪れたのが14日と、対応が後手後手に回った。千葉県在住で自らも被災したタレントの坂上忍は、司会を務める番組「バイキング」で「ものすごい他人事。知事の顔が見えない。責任が重いと思う」と批判するなど多方面から森田知事へ怒りの声が噴出した。そんな中、今まさに東日本に接近中の台風19号は15号以上に強力と予想され、約3万5000棟の住宅損壊被害が発生している千葉県内では、新たな2次被害の発生が懸念されている。森田知事に対して「もともと人気先行で当選したタレント政治家、仕事を役人に丸投げすることで有名で、これといった実績は無し。選挙戦でも政策を語れない」「県民生活を把握できていないからこういうことになる」「政策や行政に無頓着な芸能人が政治家をすると、こういった悲惨なことになる」など、千葉県民から森田知事を無能呼ばわりする声が聞こえてくる。今回の大型台風19号の接近は、まさにタレント知事森田健作氏にとって名誉挽回の正念場となるに違いない。