ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ワシントン・ポスト紙はナゼ「日本は滅びゆく国」と報じたか?

f:id:gunjix:20190902155332j:plain

米国の新聞ワシントン・ポストが、「日本は低い移民率を求めるトランプ支持者達にとって楽園だ。
そして滅びゆく国でもある」と題された記事を掲載した(⬆上の写真)。記事は、日本では人口の減少が続いていることによって、全国で800万にも及ぶ空き家が生じており、小さな町や郊外は「死にゆくコミュニティー」になっていると指摘。また、最近大人用のオムツが幼児用のオムツの売り上げを抜いた点、低出生率によって人口減少の悪循環に陥っている点、を挙げ、この状況は、保守的な政治政策をとる安倍政権でさえも、移民に関するスタンスを再考せざるを得なかったほどだ、と指摘。最後は「(現在の日本のような)単一的な社会は衰えていくが、(多民族を受け入れ)多様性のある社会は少なくとも繁栄のチャンスがある。あなたはどちらの方がいいだろうか」と読者に質問を投げかけている。日本の政治家たちが何の対策も講じないまま下がり続けている出生率や全国に広がる空き家問題を鋭くついたこの記事は事実以外の何物でもなく、その結果、単一民族ニッポンが「滅びゆく国」であるという烙印を押されてしまった事に、我々日本人は反論できるだろうか?2000年以上の歴史を持つ我が国がそう簡単には滅ぶことはないだろうとタカをくくってみても、単一民族で成り立ってきた我が国が、少子高齢化や人手不足が深刻な現在の社会状況を見る限りでは、しだいに「滅びゆく国」に向かうことは間違いないだろう。これからの日本は、アメリカのように多くの移民を受け入れ、現在の豊かさを維持しようと多民族国家へと変貌を遂げてゆくことによって、2000年以上も単一民族で有り続けてきた国ニッポンが、滅んでしまうことは明白だ。さあ、どうするニッポン、どうするヤマト魂のあなた?