ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

瀕死の地球、NASAが捉えた「地球の肺」アマゾンが燃えてる。

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地球上で必要な酸素の20%を供給し、「地球の肺」と呼ばれている南米アマゾンの熱帯雨林が、続発する火災で過去最悪とも言われる危機にさらされている。今年1月から8月半ばまでのアマゾンの火災は、過去3年平均の6割増の3万2728件。乾期になり、農地や鉱山を開くため人為的に起こされた火災だという。米航空宇宙局(NASA)は、南米各地で猛威を振るう森林火災を捉えた衛星画像を公開した(⬆上の写真)。オレンジ色の部分が火災発生場所で、都市部は白、森林は黒、サバンナ気候地域は灰色で示されている。ブラジルの環境保護軽視に不信感を持っているフランスやドイツなど欧州では「私たちの家が燃えている」と憂慮。マクロン仏大統領はフランスでの先進7カ国首脳会議でアマゾンの火災を議題にすると表明した。ところが、アメリカのトランプ大統領はこの会議を欠席、結局は何の対策も講じられないままアマゾンの火災は未だに止められないままでいる。ブラジルのボルソナロ大統領は世界中からの批判に慌てて「環境への犯罪は許されない」と、軍を投入して消火と焼き畑などの防止に当たると宣言。しかし、広大なアマゾンで軍に消火活動をさせても、どれだけ効果があるかは不明であり、「地球の肺」を救うには、対岸の火事と無関心でいるアメリカを始め先進諸国の人的・物的支援が必要だろう。瀕死の状態にある「地球の肺」アマゾンは果たして息を吹き返せるのだろうか。