ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「ヤミ営業」を流行語大賞に仕立てた「吉本興業」のゴーマン。

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お笑い芸人「ヤミ営業」の一連の騒動で、吉本興業の岡本昭彦社長が問題発覚後初めて記者会見した。契約解消処分となった雨上がり決死隊の宮迫博之と謹慎中のロンドンブーツ田村亮の先日の「涙の記者会見」を受けて「あんなにつらい思いをさせてしまい申し訳ない」と謝罪し、2人の処分を撤回すると、手のひらを返すような発表を行った。お笑いの総本山である吉本興業が、これだけ世間の矢面にさらされたのは初めての経験だろう。今回の騒動ではお笑い界の重鎮である明石家さんまや松本人志まで登場するまでに騒ぎが大きくなってからの岡本社長による「お涙会見」でもあった。一連の騒動を俯かんしてみれば、お笑い芸人の「ヤミ営業」という言葉が世間に認知され、「ヤミ営業」を規制する立場の吉本興業が「ヤミ営業した芸人」の反撃によって逆に世間の批判を浴びてしまうという、滑稽きわまりない「カラ騒ぎ」へと発展してしまった。この問題はしばらくは世間の話題になり続けるだろうが、大山鳴動して出てきた結論は、今年の流行語大賞の有力候補「ヤミ営業」というワードと、それでも尚、お笑い界の陰で強い力を持ち、所属の芸人を軽々しく扱い続ける吉本興業の「ゴーマン」という2つのワードという事になるのだろうか。