ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ピエール瀧は「薬物逮捕」というミュージシャンの「黒い勲章」が欲しかった。

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俳優でミュージシャンのピエール瀧がコカインを使用したとして逮捕された。瀧容疑者は現在、NHKの大河ドラマ「いだてん」に出演中。ドラマの主人公「金栗四三」を支える足袋屋「播磨屋」の店主という重要な役どころで、NHK広報部は逮捕報道を受け対応に大童だという。さらにトイレCMに出演中しているLIXILではCMの放送を中止するなどピエール瀧「薬物逮捕」の影響は各方面に広がり始めている。テクノミュージシャンとしてデビューしたピエール瀧は、その個性的な顔や話し方で本業のミュージシャンの傍ら映画・ドラマにもひっぱりだことなり、2013年第56回ブルーリボン賞で映画『そして父になる』『凶悪』『くじけないで』の3作品において助演男優賞を受賞している。日本の映画・テレビの世界で個性派の役者・声優として今や確固たる地位を築きあげたと思われるピエール瀧が、分別ざかりである51歳にしてなぜコカインに手を出したのか。その「心の闇」を知る由もないが、一つ言えるのは井上陽水や槇原敬之やASKAなど大物ミュージシャンの「薬物逮捕」という過去の「黒い勲章」にミュージシャンとしての憧れがあったのかもしれない。俳優業が多忙を極める現在でも「自分はミュージシャンだ」と自分の立ち位置を主張し続けてきた瀧、しかしミュージシャンというより役者としての活動が中心だった現在、今回の逮捕によってピエール瀧本人だけの問題ではなく、多くのドラマや映画に与えた損害金額は計り知れないものがある。コカイン逮捕でミュージシャンとして憧れた「黒い勲章」は手に入れたがピエール瀧は51歳にして莫大な賠償金請求と役者人生の終焉を迎えたことはほぼ間違いないと言えるだろう。