エンゼルスの大谷翔平選手が現地時間9月2日のアストロズ戦で88日ぶりに右ヒジの怪我からの復帰登板を果たした。2回と1/3回のマウンドで2ランを浴びて2失点、合計49球を投げたところで降板した。アメリカのyahooスポーツは、「エンゼルスは大谷の球速が落ちてるのを心配しないのか」というタイトルでスプリンガー選手に2ランを打たれたのも今日投げた中で一番遅い球だった点を指摘し、ケガからの完全な復調に疑問を呈した。エンゼルス球団は多くの批判を受けながらなぜ大谷翔平の投手としての復帰を急いだのだろうか。現在、囁やかれている「新人王」争いで7月からは1刀流になってしまった大谷翔平選手は本塁打15本では20本以上打っているエンドゥハー選手やトーレス選手に比べて新人王としては見劣りしてしまうが大谷翔平選手の2刀流復帰でその評価はグンと上がることが目に見えていたからだ。事実、今回の復帰登板が決まった8月末にはニューヨーク・ポストが「2刀流復帰で大谷翔平の新人王当確」のニュースを流している。試合後ソーシア監督は「大谷の球速が急に落ちたのは打球を素手で受けた(薬指の付け根)影響だったとその理由を語り、49球での降板も当初からの予定だったことを明かした。だとすれば、今回大谷の2刀流復帰を急いだのは「新人王」獲得をアピールするだけのためだったのか?日本の大谷ファンの多くがまだ24歳の大谷は来シーズンの2刀流復帰で良いのでは?と思う中、エンゼルス球団のこの急ぎすぎる判断は果たして吉と出るか凶と出るのか大谷ファンにとっては少しばかり気がかりだ。