あべ
日本大使館前の「慰安婦像」の撤去を条件に慰安婦問題に10億円を拠出して決着した日韓合意。そのゴールポストを新しい韓国大統領が動かそうとしている最中の平昌オリンピックの開会式に突然出席を表明した安倍首相。当然のことながらおひざ元の自民党内から「韓国側の思うツボだ」と不満の声が挙がり、急遽開いた自民党外交部会で出席した40人の議員全員が「首相の訪韓反対」を決議したというニュース報道があった。ところがこの反対騒ぎ、事前に安倍首相に打診し、本人から「ぜひ反対してくれ」と頼まれた出来レースだったことが判明したのだ。反対を押し切ってまでの日韓友好に力を注ぐ首相のイメージを国民の前に鮮明にアピールしたいためだと言うからあきれ返る。今回のオリンピック開会式への出席を決めたもう一つの理由、それは朝日新聞が行った国民の意識調査だ。安倍首相の平昌オリンピック開会式への参加について過半数の人達が「出席したほうが良い」と回答したのだ。これを見た安倍首相は「意外な結果だね」と感想を述べ、政府部内の反対を押し切っても「出席しよう」と決意した様子なのだ。自民党内の反対の声といい、慰安婦問題をデッチ上げた朝日新聞の意識調査と言い、これだけ仕組まれた安倍政治ショーにはもう飽き飽きした感がある。こうした小細工ショーのウラで微笑んでいるのは韓国の日本大使館前に依然として安置されたままで居る「慰安婦像」だけでは無いのか?