ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

錦織はナダルやマレーよりランクが上、いえ実力では無く、年収が。

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アメリカの経済紙「フォーブス」が毎年8月に発表している世界で最も稼ぐテニスプレーヤートップ10を発表した。第1位はテニス界最大のビッグネーム「ロジャー・フェデラー」選手で年収は何と70億円、第2位は今年の残り半年間の試合をケガで欠場するノバク・ジョコビッチで年収は41億円、そして第3位に我が国のテニス界の大スター錦織圭選手が年収37億円でランクインしたのだ。テニスの実力を示すランキングでは現在8位にランクされる錦織だが収入では世界ランクで堂々と第3位という輝かしい実績を誇っているこの現実。「収入も実力のうち」なのかもしれないが世界ランクで錦織を上回り、グランドスラムを制覇しているナダル選手は年収34億円で錦織に次ぐ第4位、マレー選手は年収31億円で第5位の収入ランクだった。プロのテニス選手の収入は、試合の賞金やエンドースメント(選手の商品化権)、エキジビジョンやトーナメント出場のギャラさらにスポンサーからのボーナス、CM契約・出演料などだが、錦織の場合、スポンサー契約が多く、CM出演も多い、さらにはメインスポンサーのユニクロからの巨額のボーナスが実力以上の収入アップを生み出しているのだと言う。27歳になって未だにグランドスラムを制覇できない理由はこうしたスポンサーサイドの甘やかしがあるためなのかもしれない。かつて日産のカルロス・ゴーン社長の年収約10億円を「取り過ぎだ」と批判した日本のマスコミは錦織の年収37億円を「実力もないのにとり過ぎだ」と批判することも無さそうだ。実力が伴わなくても大金を稼ぎだせるプロテニスの世界。野球やサッカーなど実力が全てのスポーツ選手からみれば実にうらやましい限りだろう。