ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

マドンナ推しのコロナ治療薬、インスタグラムが警告ラベル。

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歌手のマドンナが、アメリカ国内で物議を醸している新型コロナウイルス治療薬の動画をインスタグラムでシェア。これに対してインスタグラムは、この投稿は「誤った情報が含まれている」と判断し、警告ラベルを表示した。マドンナがシェアしたのは「抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンにコロナの治療効果がある」と主張するテキサス州ヒューストンのステラ・イマニュエル医師の動画だった。このヒドロキシクロロキンは、トランプ大統領が以前から推奨し、自らも服用していると述べ、記者会見でイマニュエル医師について「非常に印象深い人物だ」と話している。イマニュエル医師は、ヒドロキシクロロキンで350人以上の新型ウイルス患者の治療に成功したと主張しているが、米国のFDA(食品医薬品局)やNIH(国立衛生研究所)は、「この薬剤はコロナの治療に用いるべきではない」と公式見解を述べている。マドンナはこの動画をシェアした際に「真実は私たちを自由にしてくれる。しかし、真実に耳を傾けない人々もいる」とキャプションを添えている。マドンナのインスタグラムのフォロワーは、1540万人に達している。マドンナのこのインスタグラム投稿について、トランプ大統領は「彼女の発言は重要なものだと思う。しかし、私は彼女について何も知らない」と話した後、会見を打ち切ったそうだ。どうやら、トランプ大統領もマドンナも「真実に耳を傾けない人々」のように思われる(笑)

日本はやっぱり先進国?「80歳定年」の会社が次々と。

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「70歳就業確保法案」が国会で可決され、来年4月から「定年70歳時代」がいよいよ到来する、と思ったら、大型家電量販店「ノジマ」は、全社員が最長80歳まで働くことができる制度を設けたと発表、ノジマは、政府の「70歳定年」を一歩先を行く形で、本社社員、現場販売員など職員約3000人を対象に「80歳定年」を打ち出したというわけだ。さらに、80歳を過ぎても従業員が引き続き働きたければ、定年の追加延長も検討することにしているという。「80歳定年」を制度化した会社は、ノジマだけかと思ったら、病院や企業や学校へのフードサービスを手がけるLEOC(本社・東京)は、すでに2017年4月から正社員・契約社員を対象に80歳定年制を導入、さらに2018年には北海道の東札幌日通輸送(株)が社員548名に80歳までの定年延長を発表している。現在、日本の人口70歳以上の高齢者が占める比率はすでに20%を上回っている。こうした中で高齢人材の人脈や経験は会社の成長に役立つ「貴重な資産」と判断する会社はどんどん増えてゆくと思われる。しかし、「80歳定年」といっても高齢者の健康状態には個人差があり、年齢を重ねるほどその差は大きくなってゆく、『誰でも長く働かなければならない社会』というのはある意味、過酷な生き方を強いられる社会とも言えるだろう。あなたは「80歳定年」に賛成ですか、それとも反対ですか。

 

「ビキニは医師にふさわしくない」に女医さんビキニ写真を次々投稿。

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米国の医学学術専門誌「ジャーナル・オブ・バスキュラー・サージェリー」が、若い医師たちのSNS投稿内容を調べ「明らかに医師としてふさわしくない行為」の例として刺激的なビキニ・水着の着用を指摘した。これに抗議するため、#MedBikini(医師たちのビキニ)というハッシュタグが生まれ、女医さんたちによるビキニや水着の自撮り写真が次々とツィツターに投稿され⬆、 #MedBikiniというハッシュタグがアメリカのTwitterでトレンド入りした。ビキニ画像に添えられた女医さんたちのキャプションも辛辣、「SNSにビキニやアルコールを飲んでいる姿を投稿するのは、医師としてふさわしくない行為のようなので、両方やっている写真を投稿します」「ふさわしくない行為とは何か。それは女性嫌悪と性差別です。ふさわしい行為とは?それは自分を楽しみ、リラックスすること。そして自分の体について自分で決めること。これは冷たい滝にいるビキニ写真です。ここで洋服を着るのは不適切」 「私は午前4時に病院で働きます。12マイルのハイキングやビール、ビキニ姿が、私を良い医者ではなくするというのはおかしいと思う」「身勝手な“職業倫理”にはいつもムカつくから、お酒を持ってビキニを着ている写真を投稿します」「批判に心が折れそう。だけどこれは医療界の裏側のほんの一部にすぎないんでしょう。投稿したのは緊急車両におけるトラウマについての論文を書き終えた後の私のビキニ写真です。医師だって人間です」こうした女医さん達からの抗議を受けた出版社は、「論文には偏見が含まれていることを見落としていた」として謝罪するとともに、掲載の取り下げを発表したという。アメリカの女医さんパワーお見事(笑)

 

あのデビッド・ボウイをトリコにした山本寛斎氏逝く。

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国際的なファッションデザイナーで、伝説のロッカー、デビッド・ボウイの衣装デザインを手掛けた山本寛斎さんが、白血病のため76歳で亡くなった。山本さんがボウイに提供した衣装でも特に有名なのが、「トーキョーポップ」のジャンプスーツ  ⬆ だ。かつては日本の武士の装束で今でも武道家などが身に着ける袴の形を取り入れた黒と白の奇抜なデザインの衣装だった。ファッション史家のヘレーン・サイアンさんは、ボウイは「両性具有的な美しい顔と体の持ち主」として有名で、それが「山本寛斎のユニセックス・スタイルにぴったりだった」と指摘している。若い頃の寛斎さんは、「私はデザインのインスピレーションは、ファッション誌ではなく音楽雑誌から受けていた」と語り、当時、意欲的に活動していたイギリスのミュージシャンに注目し、ロンドンでのコレクション発表でデビューし、それが後にデヴィビッド・ボウイの衣装を手がけるきっかけへとつながっていった。2年前74歳のインタビューで、寛斎さんは「私の活動理念として『前例がないこと』ということが第一です。他人がやったことがないことを自分が初めてやるということにモチベーションの根幹があります。それと、とにかく行動を起こすということ。さらに、『そこまでやるか⁉』というところまで突き詰めるものだと思っています」と、デザインについての取り組み方について語っている。寛斎氏の訃報に異母弟の俳優・伊勢谷友介さんがインスタグラムに追悼メッセージを投稿。「兄が病床で最後に僕に聞いたこと。『俺の生き方、どうだ?』僕は慌てて『凄いです。世界のファッションに早くから挑戦して、イベントの演出家として大きなショーを現実にしたことも」と告げると寛斎さんは満足気に小さく頷いたという。心からのご冥福をお祈りしたい。

 

1outも取れなかった大谷翔平、「映像比較」でその原因が判明。

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右肘のトミー・ジョン手術後、初の メジャーでの登板となった大谷翔平投手。待っていたのは悪夢のような結果だった。初回、先頭の打者に中前安打を浴びると、2番から三者連続で四球。満塁から押し出しで先制点を献上した。その後も二者連続の適時打を浴び、4点目を失ったところで、1アウトも取れずに降板となってしまった。『CBSスポーツ』のダニー・ヴェッティ記者が、 映像を使って大谷が大活躍した2018年の投球フォームと、今回のフォームを比較して分析し、大谷の課題を指摘した。映像の比較から明らかになったのは、いわゆる「開き」のタイミングの違いだ。ルーキーイヤーの大谷は、投球の寸前まで胸を三塁方向に向けている。しかし、今回の登板では、早い段階で本塁に向いていた。この状態では球速が落ち、制球も定まりにくくなるという。たしかに、大谷投手の投球内容を見ると 2年前の平均球速は96.7マイル(約156キロ)だったのに今回は直球の平均球速は92.7マイル(約149キロ)、最速でも94.7マイル(約152キロ)と遅く、30球(ストライク15球)を投じて被安打3、与四球3、失点4(自責点5)と制球も乱れていた。ジョー・マドン監督は試合後、大谷について、「もっと『攻め手』に回れる日が来る。彼が本質的に能力を備えていることは知っている」と彼への絶対的な信頼を口にした。次回の登板で大谷投手が「守り手」から「攻め手」のピッチングへと自分の意識を変えられるかどうかが勝利のカギと言えそうだ。

 

JAZZと映像の究極のコラボ「死刑台のエレベーター」

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半世紀以上前の1958年公開のフランス映画「死刑台のエレベーター」。ヌーヴェルバーグの旗手と謳われた若干25歳の監督ルイ・マル、そのサウンドトラックを担ったのがモダンジャズの鬼才マイルス・デイヴィス31歳だった。物語は不倫関係にある女の依頼で男は女の夫を自殺に見せかけて殺す。ところが証拠隠滅のため殺人現場に立ち戻り再び帰ろうとした時、男はエレベーターに閉じこめられてしまう。約束の時間を過ぎても戻らない男を心配し、夜のパリをさまよう女。男が閉じ込められている間にさらに物語は思わぬ方向へと進んでいってしまうというスリリングなストウリー展開だ。映画作品として高く評価された作品だが、何と言ってもルイ・マルの映像とマイルス・デイビスのジャズサウンドの見事なコラボシーンが一番の見せ場だろう。完全犯罪へと向かって動こうとする愛し合う2人の会話にマイルスのクールなトランペットが切り込み、約束の時間に男が戻らず街をさまよう女にマイルスのミュートトランペットが絡みつく、さらに追跡シーンでのアップテンポなベースの唸り、暴力シーンでのドラムソロ、と静と動を使い分けたマイルスのサウンドが登場人物の心象風景を次々とリアルに描きだしてゆく。マイルスは「ラッシュ・フィルムを見ながら、即興で作曲するというアイデアを(この映画から)得られた。サスペンス映画だったから、凄く古くて暗い憂鬱な感じのする建物で演奏した。これなら音楽に雰囲気を与えてくれると思ったが、確かにそれは効果的だった」と後に語っている。半世紀以上を経ても色褪せないマイルス・デイビスのシネマジャズの最高傑作、あなたもYoutubeでぜひご覧あれ。

 

ほとんどの人が「無症状」、コロナ感染拡大はホントなのか?

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東京都が7月23日に新型コロナウイルスの新規感染者数が366人になったと発表した。しかし、東京都が発表しているのは正確に言えば「感染者数」ではなく「検査陽性者数」だ。これはPCR検査で陽性が確認された人の数だが、そのうち本当に感染して発熱などの症状の出ている「患者」は何人いるのか、東京都のこの発表では伏せられている。 7月22日現在のデータでは、コロナ患者916人のうち重症は18人、宿泊療養者が156人、自宅療養者が418人、調整中が470人で、おおむね半数以上が入院の必要がない無症状と推定される。4月に東京で陽性が増えたときは、37.5℃以上の発熱などの症状があった人が保健所に相談して検査を受けたもので、ほぼ100%が患者だったが、6月から風俗営業の店などで無症状の人にも検査するようになり、6月1日には約1000人だった検査人数が、7月中旬には毎日4000人を超えた。検査が4倍に増えたら陽性者が増えるのは当たり前で、6月初めには毎日20人前後だった陽性者が、その10倍以上に増えてはいるが、それを根拠にしてコロナ感染が拡大していると判断する材料にはならない。これからさらにたくさんの陽性者が出てくるだろうが、そのほとんどは風邪を引いてすぐ治る程度の軽い症状や無症状の人と思われる。無症状陽性者がほとんどという現実を踏まえて、政府や地方行政は、コロナ感染拡大を恐れずに、コロナ禍で疲弊しきっている人々の救済を最優先すべきではないだろうか。