ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

1outも取れなかった大谷翔平、「映像比較」でその原因が判明。

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右肘のトミー・ジョン手術後、初の メジャーでの登板となった大谷翔平投手。待っていたのは悪夢のような結果だった。初回、先頭の打者に中前安打を浴びると、2番から三者連続で四球。満塁から押し出しで先制点を献上した。その後も二者連続の適時打を浴び、4点目を失ったところで、1アウトも取れずに降板となってしまった。『CBSスポーツ』のダニー・ヴェッティ記者が、 映像を使って大谷が大活躍した2018年の投球フォームと、今回のフォームを比較して分析し、大谷の課題を指摘した。映像の比較から明らかになったのは、いわゆる「開き」のタイミングの違いだ。ルーキーイヤーの大谷は、投球の寸前まで胸を三塁方向に向けている。しかし、今回の登板では、早い段階で本塁に向いていた。この状態では球速が落ち、制球も定まりにくくなるという。たしかに、大谷投手の投球内容を見ると 2年前の平均球速は96.7マイル(約156キロ)だったのに今回は直球の平均球速は92.7マイル(約149キロ)、最速でも94.7マイル(約152キロ)と遅く、30球(ストライク15球)を投じて被安打3、与四球3、失点4(自責点5)と制球も乱れていた。ジョー・マドン監督は試合後、大谷について、「もっと『攻め手』に回れる日が来る。彼が本質的に能力を備えていることは知っている」と彼への絶対的な信頼を口にした。次回の登板で大谷投手が「守り手」から「攻め手」のピッチングへと自分の意識を変えられるかどうかが勝利のカギと言えそうだ。