ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

8RKO勝利の井上尚弥、なぜエステ帰りのような顔なのか。

ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦に、バンタム級から階級を上げて挑戦した井上尚弥選手が、2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちし、これで4階級制覇を達成した。体重が重くなるひとつ上の階級で体格もリーチも上回るフルトンをKOするのは無理だろうと言われながら見事にKOしてみせたモンスター井上尚弥。勝利の後の記者会見の場には、まるでエステ帰りのようなツルッとした顔で現れた⬆。まったくパンチを被弾したあとのないその顔にSNS上でも驚きの声が挙がったほどだ。8Rを戦った井上選手とフルトン選手の被弾数は、パンチスコアリングシステム『Compubox』のデータによると、フルトン選手が114発を被弾、井上選手はわずか47発の被弾、さらに相手にダメージを与えるパワーパンチの数では、3Rに鼻血を出したフルトン選手の被弾数は70発、井上選手はわずか24発しかパワーパンチを被弾していない。その結果、井上選手はエステ帰りのようなきれいな顔で会見場に現れたというわけだ。しかし、70発もの井上選手のパワーパンチを被弾しながら7Rまでは完璧なデフェンシャル・スキルを見せたフルトン選手、さすがは21戦無敗の王者だと思わせたが、8Rフルトン自身も「見えなかった」と言う強烈な左ボデイを喰らうと、井上選手が記者会見で語った「一瞬のスキ」でフルトンのガードが下がった所に、井上選手の強烈な右フックがフルトンの顔面に命中、マットに倒れ込んだのだ。