ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本映画「ゴジラ」が、捕食シーンを決して見せないワケ。

映画専門のネットメディア「映画チャンネル」が、「ゴジラはなぜモノを食べないのか」という特集記事を組んだ。「映画に登場するキングコングなどの他の怪獣達は、スクリーン上で物を食べるが、ゴジラは放射熱線(アトミックブレス)を発射し、敵に噛みつくものの、食べ物を食べない。初期の設定では、ゴジラは“海の中の魚を食べる”とされているが日本のゴジラ作品で、ゴジラが魚を捕食する姿は描写されていない。ゴジラがスクリーンで食べる姿を見せない理由は、ゴジラの起源に関わっている。他の多くの怪獣とは異なり、ゴジラは放射性物質を摂取する。人間が生み出した核の恐怖の象徴として描かれたゴジラの起源に由来するものであり、その存在を広島と長崎の原爆の寓意として捉えることができる。ゴジラは自身のエネルギーを補給するために放射性物質を探す。ゴジラはビキニ環礁に誘い込まれ原爆での攻撃を受けるが、それらは単にゴジラをより強くした。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)のラストでは、放射線の大量摂取により、キングギドラを倒す力を授かっている。ところが、1998年の米国版映画『GODZILLA』では、ゴジラが食べ物を食べる姿が登場する。大きな魚の山を使って、ゴジラをおびき出し、ゴジラが食事をする姿が映し出されている⬆」。広島・長崎への原爆投下から9年後の日本に登場した怪獣ゴジラ、生みの親である円谷英二監督が放射能を摂取して強力になる怪獣という設定にしたのだから、ゴジラがモノを食べるシーンは不要だと思いませんか。