ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本が「夫婦同姓」を続けると、将来、名字は「佐藤」だらけになる。

日本は世界で唯一、結婚したら夫婦が必ず同姓を名乗ることを義務づけられている国だ。我が国が「夫婦同姓」を続けているため、「名字」の数が年々消滅していっているのをご存知だろうか。明治時代、日本にはおよそ13万種類の「名字」があったが、令和の今、すでに5万以上の「名字」が「絶滅」している。「かつては子どもの数が多かったので子の誰かが名字を引き継いでいたが、少子化が進み、名字を残すことがむずかしくなってきている」のがその理由だ。日本が このまま 「夫婦別姓」を導入しないで居ると、将来、我が国の名字の数はどう変化するか。東北大高齢経済社会研究センターの吉田浩教授が試算したところ、国内で一番多い佐藤姓の占める割合は2022~23年の1年間で、0.83%増加していた。このまま夫婦同姓の制度が続き、毎年この割合で佐藤姓の占有率が伸び続けると、2446年に日本人の50%が「佐藤姓」になり、2531年に「佐藤姓」が100%になるという結果⬆が算出された。明治時代の1898年、男性が女性や子供を守る「家父長制」を維持するために生まれた「夫婦同姓」という制度、126年後の令和時代の今、少子化によって名字が次々と消滅してゆく時代へと変わってしまった。日本人が「佐藤姓」だらけになる前に、「夫婦別姓」のルール化を急ぐべきだろう。