X(旧ツイッター)に、「日本人は基本的にどんな技術にも優れており、より勤勉に作業に取り組むにもかかわらず、なぜかそれがソフトウェア面では当てはまらないのは奇妙だ。偉大なソフトウェアに日本発のものは存在しない」という投稿があった。この「日本人がソフトウェアに弱い」という投稿に対して、世界中の人々から、日本独特の企業文化や日本人がソフトウェア開発に必要な英語に弱いことなどが指摘された。しかし、ゲームなどでは世界トップクラスである事から、「そもそも日本人はソフトウェアに弱くない」という反論も多く挙がった。投稿者が日本人がソフトウェア開発に弱い、と指摘したのは、ゲームソフト以外のパソコンやスマホなどで世界的に採用されるようなソフトウェア(アプリ)が存在しない事を指しているようだ。日本のIT企業がこうした世界に通用するアプリ開発が出来ない理由について、元・米国マイクロソフト社員でIT評論家の中島聡氏は次のように語っている。「日本のIT大手企業のエンジニアたちは、ちゃんと理系の一流大学を卒業してるのに、自分たちではプログラムは書かず開発指示書だけを書いて、あとは下請けに任せてます。下請けでプログラムを書いているプログラマーは、低賃金で、その多くは理系の大学すら出ておらず、仕様書通りにプログラムを作るため「IT土方」と呼ばれたりしてます。そんな方法で世界に通用するソフトウェアは決して生まれて来ません」と語っている。