アニメやビデオゲームなどの米国の専門サイトPolygon(ポリゴン)が、18 歳以上のアメリカ人 4,275 人のテレビ視聴率について調査したところ、Z 世代とされるインタビュー対象者の 42% が「毎週アニメを見ている」と答えたことがわかった。今回の調査で、驚きだったのは、アメリカの最大人気スポーツNFL(アメリカンフットボール)のテレビ視聴率が、Z世代のインタビュー参加者のわずか25%しかなかったことだ(⬆上右のグラフ)。Polygonは、「アメリカンフットボールが 100 年にわたって米国民の注目を独占してきた娯楽であり、YouTube、Prime Video、Peacock などがMFLの試合をライブ中継するために 1 億ドル(150億円)以上の契約金を支払ってる時代に、この視聴率データは、何が「ストリーミング(ネット配信)戦争」の本当の成否を分けるものなのか、というあらたな疑問を提起した」と記し、さらに、「アニメは少なくともZ世代においては NFL と同じくらい娯楽文化的に重要であり、アニメへの関心と影響力の高まりが、テレビ視聴者をNFLの試合中継から遠ざけていることが今回の調査で示唆された」と述べている。100年の歴史を誇るアメリカ最大の人気スポーツNFLでさえ凌駕してしまうジャパンアニメが持つパワー、恐るべしである。